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日常で気になったことを書いてみる日記

資産運用で来たる老後に備えよう

初心者にこそおすすめしたい資産運用!

 

資産運用とは自分が持っているお金(資産)を効率的に運用してお金を増やしていく方法のことをいいます。

増やす方法には預貯金、投資(株式、投資信託、一部の保険商品など)があります。

英語では資産を運用するという意味で「Asset management」と表現します。

 

2019年に老後2000万円問題が話題になりました。

この問題は年金だけでは老後生活費が合計で2000万円足りなくなってしまうというものです。

さらに、生活費の内訳を見ると住居費が1.4万円で計算されていたり、介護費用が入っていなかったりと、あくまで必要最低限の費用で計算がされています。

つまり、2000万円という金額は必要最低限の数字であり、老後に向けてそれ以上の金額を用意する必要があると考えられます。

 

資産運用をするメリット、デメリットは以下のとおりです。

【メリット】
・お金にも働いてもらうことで、貯金だけでは実現できないような資産形成が可能

例えば、毎月数万円の長期積立で、老後の生活費をまかなえるほどの資産を形成できる可能性がある

 

【デメリット】
・自分だけで始めようとすると情報が多過ぎて何が正解かわからない

・運用にはリスクが伴うため、投資したものが大きく目減りしてしまった際に、自分だけだと誤った判断をして、途中でやめてしまう場合がある。結果的に本来のメリットを受けられなくなってしまう可能性がある

 

資産運用を行うことは、金融商品を選ぶことでもあります。世の中に「金融商品」と呼ばれるものはたくさんあります。

 

1.預貯金
銀行(ゆうちょ銀行を含む)や信用金庫などの金融機関にお金を預けることを預貯金といいます。

元本保証(一定額まで預金額を保証してくれる)があることが特徴です。

また、金融機関が倒産などしても、預金保険制度や農水産業協同組合金保険制度により一定範囲で保護されます。

上記踏まえ、金融商品の中でも特にローリスク・ローリターンの金融商品だといえます。

 

2.債権
国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券のことを債券といいます。

ローリスク・ローリターンの金融商品ですが、社債国債の一部はハイリスクのものもあります。

投資家は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子を受け取り、一方の発行体は満期となる償還日に、借り入れた金額を投資家に払い戻します。

債券には注意すべき点が2つあります。

1つ目は、発行体が倒産などをした場合、利払いや償還金の遅延が起こる可能性があること。

2つ目は途中売却した場合は投資額を下回る可能性があることです。

これらの注意点をふまえて投資をするのが良いでしょう。

 

3.生命保険
生命保険について定期(一定期間)や終身の死亡保障、あるいは医療保険のイメージを持たれる人が多いと思いますが、保険商品は資産形成にも活用することができます。

例えば、外貨建ての保険商品は円建ての保険商品より積立利率が高くなります。

そのため、金利水準にもよりますが、米ドルの場合など、解約返戻金が円などで運用する場合と比べて増える場合もあります。

また、保険料の一部を運用に回し、運用に応じて死亡保険金や解約返戻金、満期保険金が変動する商品もあります。

このような商品は保障を得ながら、将来の資産形成も同時にできることが特徴です。

3-1.外貨建て保険
外貨建て保険は、円に比べて高い積立利率で適用されていることが多く、積立利率には最低保証がついていることもあります。

通貨の金利水準次第では高金利で運用することができ、金利にも最低保証がついていることもあります。

また、外貨建てで経過年数ごとに解約時の返戻金額が明示されており、受取れる金額が確定している商品が多く、自分自身のライフプランに合わせて、計画的な運用を行うことができます。

ただ、外貨建てなので、為替での運用になり、為替次第では円転時に受取額が変動するところには注意が必要です。

3-2.変額保険
変額保険は、死亡・高度障害への備えを確保しながら、資産形成ができる商品です。また、商品によっては介護保障等がついたものもあります。

変額保険の特別勘定で活用する投資信託は保険会社や商品によって異なります。運用実績もそれぞれ異なり、どのような投資信託が採択されているか、確認することが必要です。

保険料の一部は運用に回っているため、必ずしも掛け捨てではありませんが、必ず利益が出るわけでもありません。場合によっては、投資に回った金額を下回る可能性もあります。

3-3.個人年金保険(変額タイプ)
個人年金保険の変額タイプは、変額保険と同様に死亡保障を確保しながら投資信託で運用することができますが、変額保険に比べて運用効率が良い点に特徴があります。

具体的には変額保険に比べて死亡保障が大きくなく、保障に関する費用が少なくて済みます。

一方で、運用に回る費用が多くなるため、結果的に運用効率が良くなるという仕組みです。

死亡保障が最低限で良いという人は個人年金保険の変額タイプが向いているでしょう。

 

4.外貨預金

外貨預金は一般的にミドルリスク・ミドルリターンの金融商品です。ただ、通貨によってはハイリスクにあたるものもあります。

日本円で預金するのではなく、外国の通貨に交換して預金します。

一般的に、日本よりも外国の方が高金利であり、外貨預金はその恩恵を受けられます。

ただし、外国為替レートと呼ばれる、異なる通貨を交換(売買)するレートは常に変動しているため注意が必要です。

預金と聞くと一見安全に見えますが、将来の為替レートによっては、日本円に戻した時に金額が大きく異なる場合があります。

そのため、預け入れた国の通貨と日本円の為替レート次第では、大きく損をする可能性があることは理解しておきましょう。

 

5.金投資

金の現物を購入することを金投資といいます。実物資産の代表格で、ミドルリスク・ミドルリターンの金融商品です。

金は他の鉱物に比べて、酸化しにくく、密度が高く加工しやすいため、世界共通で価値があるとされています。

また、金は安全資産のひとつとして捉えられています。その理由は、金は鉱物のため埋蔵量には限りがあり、無価値にはならないからです。

したがって、世界経済が混乱に陥った場合でも、金価格が上昇しやすいとされています。

一方で注意点が2つあります。

1つ目は金の取引は米ドルで行われるため、円に直した価格は為替の影響を受けること。

2つ目は預貯金や株式と違い、利息や配当を生まないことです。

上記2点から、安全資産のひとつではあるものの、すべての人に有益な投資と断言することはできないでしょう。

 

6.不動産投資

不動産投資とは、不動産(主に宅地や建物)を購入し、それを他人に貸すことで家賃収入を得ることを指します。

また、所有している不動産は、購入時よりも価値が高まったタイミングで売りに出すことで売却益が得られる場合があります。

不動産投資は、銀行などでローンを組み、借りたお金で不動産に投資をしていきます。

家賃収入は景気や相場などに影響されやすいです。自己資金以上の金額で投資をすることになるため、不動産環境の変化には注意が必要です。

ちなみによく聞くREITですが、不動産投資信託のことです。投資家から集めた資金などで不動産を保有し、運用することが目的です。

 

■土地を使った資産運用も可能
土地を使った資産運用は、多くの種類がありますが、主に2種類あります。

1つは、土地のままで始められる資産運用です。駐車場経営、資材置き場、太陽光発電、定期借地、土地信託、市民農園などがあります。

もう1つが、土地のまま活用するのではなく、建造して始める資産運用です。アパートや戸建ての賃貸経営、テナントの経営、施設の経営、トランクルーム経営、コインランドリー経営などがあります。

いずれの場合も土地に設定された法律や規制があるため、必ず確認しましょう。

 

7.投資信託

投資信託の仕組みは以下のとおりです。

①投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめる
②運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する
③運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される

上記の仕組みから、少額でさまざまな投資対象に分散して投資をすることが可能です。

また、世の中にあるさまざまな投資対象からファンドマネージャー等の専門家が選んで運用してくれます。

これから投資を始める人の中には、何を選べば良いのかわからない人も多くいるでしょう。

そんな人には、投資信託がおすすめです。

この投資信託と呼ばれる商品は世の中に約6000本あるとされています。

自分に合った投資信託がきっとその中にあるでしょう。

 

以上、初心者におすすめしたい資産運用でした。

 

 

薄毛について

若い世代の薄毛はなぜ起こる?

 

近年、10〜20代の若い方でも抜け毛や薄毛に悩んでいる男性が増えているようです。

「なぜ自分だけ…」「薄毛のせいで自分に自信が持てない」など、人知れず薄毛に悩む若者は多いようです。早い方だと高校生のうちから悩んでいる方も。

遺伝と知ってどうしようもない気持ちに苛まれている方や、誰にも相談できずつらい思いを抱えている方もいるでしょう。

薄毛でお悩みの若い世代の方が少しでも不安を解消できるよう、この記事では「若年層の薄毛」の原因と未成年でもできる薄毛対策について解説します。

20歳からのAGA治療についても触れているので、今後の薄毛対策にお役立てください。

 

若年層の薄毛(10〜20代の薄毛)で考えられる4つの原因

1.AGA(男性型脱毛症)

若年層の薄毛で考えられるもっとも大きな原因がAGAです。

AGAは「Androgenetic Alopecia」の略称で、思春期以降の男性に見られる薄毛症状のことをいいます。生え際や頭頂部(つむじ)周辺の薄毛が顕著であり、一度発症すると薄毛が進行し続けるのがAGAの特徴です。

AGAの発症に年齢はあまり関係ありません。早い方だと20代前半に前兆が認められるので、若年層の薄毛の原因がAGAだったという例も多いです。

日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、日本人男性がAGAを発症する頻度は約30%と発表しています。

AGAは高い確率で遺伝することがわかっているので、家族に薄毛の方がいれば薄毛になる可能性は十分にあると言えるでしょう。


2.生活習慣の乱れ

睡眠の質の低下や偏食、運動不足といった生活習慣が若年層の薄毛の原因となる場合は多いです。

ヒトの毛髪は日々の食事から摂取した栄養や、睡眠中に分泌されるホルモンのはたらきによって成長するからです。

高カロリー・高脂質な食事は皮脂の過剰分泌による頭皮環境の悪化を招きますし、睡眠不足が続くと抜け毛や細毛が増えやすくなります。

また、運動量が少ない方は血行不良や新陳代謝が低下しやすい傾向にあります。その結果頭皮に十分な栄養が行き渡らず、毛髪は十分に成長しきれないまま抜け落ちてしまいます。

さらに、20代は喫煙や過度な飲酒にも注意しなければいけません。社会人になると外食やお酒のお付き合いが増えますが、不規則な生活が薄毛の原因となることは肝に銘じていただきたいです。


3.ストレス

「ストレスで薄毛になる」とはよく言いますが、ストレスによる薄毛は若い世代にも当てはまります。

ストレスで抜け毛が増えるのは自律神経の乱れによる血行不良が原因です。私たちヒトの身体は、強いストレスを受けると交感神経が強くはたらきます。

平常時は交感神経と副交感神経のバランスが保たれていますが、交感神経が優位になると血管収縮が起こり血流が悪化。これにより頭皮に栄養が届きにくくなり、健康な毛髪が育たなくなるというわけです。


4.誤ったヘアケア

過度なヘアケアもまた若年層の薄毛の引き金となることがあります。

頭皮を清潔にしようと1日に何度もシャンプーするのは、実はよくある悪い例の一つです。力を入れてゴシゴシこすったり、熱めのお湯ですすいだりするのも頭皮に負担がかかるため適切なヘアケアとは言えません。

薄毛を改善しようとするあまり過剰なお手入れをしている方は多いので、自己流のヘアケアはこの機会に見直しをした方がいいかもしれません。

 

若年層の薄毛セルフチェック

1.細くて短い抜け毛が多い

若くして薄毛が進行すると、毛髪が十分に成長できないうちに脱毛するため細くて短い抜け毛が増えます。

毛髪は本来3〜5年(女性は4〜6年)かけて成長するものですが、なんらかの理由でヘアサイクルが乱れると髪の成長期は大幅に短縮されます。

重症化した方では半年〜1年ほどで抜け落ちてしまうため、細くて短い抜け毛が増加するというわけです。

まず枕に付着した抜け毛の状態を確認してみましょう。


2.生え際が後退している

生え際の位置が年々後退している場合、今後も若年層の薄毛が進行する可能性があります。

若年層の薄毛において多くの原因を占めるAGAは前頭部や頭頂部の薄毛が顕著で、進行パターンも非常に特徴的です。実際にクリニックの診察でも、AGAが疑われる場合には生え際の状態を確認します。

「生え際がM字型に後退した」あるいは「前髪のボリュームが減った」と感じる方はAGAの可能性が考えられます。


3.つむじ周辺の頭皮が透けて見える

つむじ周辺が薄くなり地肌が透けている状態もまた、AGA特有の薄毛症状です。

ヘアセットがしにくくなったことをきっかけに、頭頂部の薄毛に気づく方は多いです。つむじが大きくなった、頭皮が赤っぽく見えるといった症状も注意深く観察した方がいいでしょう。


4.髪にハリやコシがない

若年層の薄毛でヘアサイクルに乱れが生じると、今ある毛髪にもハリやコシ不足といった変化が見られます。

以前と比べスタイリングが長持ちしない、あるいは髪質がやわらかくなったと感じる時は注意が必要です。


5.同世代と比べて毛量が少ないと感じる

若年層の薄毛かどうかをチェックするには、同世代の人と毛量を比べるのも一つの参考値となります。

一般的に、薄毛が気になりはじめるのは30代後半から40代前半と言われています。それよりも若い世代の薄毛は、統計で見ると少ない傾向にあるのは事実です。


6.家系に薄毛の人がいる

男性の薄毛、とくにAGAは高い確率で遺伝することがわかっています。

もし両親や祖父母(とくに母方の家系)にAGAによる薄毛の方がいれば、子や孫にも薄毛の遺伝子が引き継がれている可能性があります。


7.生活習慣が乱れがちだ

栄養バランスや睡眠の質、ストレスは頭皮環境や毛髪の状態に直結します。

好き嫌いが激しい方や偏食の方、食事量が極端に少ない方は、髪の成長に必要な栄養が不足している可能性があります。また、睡眠不足やストレスも育毛を妨げる原因の一つです。

血行不良や代謝の低下につながる生活習慣は、薄毛リスクを高めるため注意が必要です

 

若年層の薄毛の予防に有効な3つの対策

若年層の薄毛の進行を防ぐには、次の3つの方法をおすすめします。

1.生活習慣の見直し

生活習慣から薄毛を予防するには、まず食事と睡眠の質を見直しましょう。

食事面ではジャンクフードは極力控え、良質なタンパク質を中心とした栄養バランスのいいメニューを心がけます。適度な飲酒はOKですが、二日酔いになるほどの深酒はNGです。

就寝は毎日決まった時刻にするのが理想です。まとまった睡眠時間を確保し、翌朝すっきり目覚められる質のいい睡眠を目指してください。


2.ストレスの軽減

薄毛対策にはストレスを溜めないのが一番ですが、難しい時は少しでも楽に過ごせるよう自分に合ったストレス解消法を模索しましょう。

気の知れた友人と話す、おいしいものを食べる、趣味の時間を作るなどどんな方法でも構いません。

ストレスは薄毛だけでなく心身の健康に悪影響を及ぼすため、深く考えすぎないことも大切です。


3.育毛ケア

髪が育ちやすい頭皮環境を整えるには、入浴中の頭皮マッサージがおすすめです。

マッサージで血行が改善されるとその分髪に栄養が届きやすくなります。指の腹で適度な力を加えればリラックス効果も高まり、ストレス解消にも有効です。

 

若年層の薄毛にまつわるよくある質問

Q.AGA治療は何歳から受けられますか?
A.20歳以上です。

AGA治療は男性ホルモンに作用するお薬を使用するため、身体が成長過程にある未成年者への投与はできません。

また、未成年者に対するお薬の有効性や安全性が確認されていないという理由から、20歳未満の方へのAGA治療薬を投与することはできないのです。

 

Q.父も薄毛で心配です。薄毛はどのくらい遺伝しますか?
A.薄毛の遺伝子は母親がもつX染色体から引き継がれるため、母方に薄毛の人がいると子や孫にも遺伝する可能性が高いと言われています。

しかし父親の薄毛が絶対に遺伝しないとは言い切れません。事実、母方に薄毛の人がいないにもかかわらず子が薄毛になった例や、父と子のみ薄毛であるという例もあります。

遺伝の確率を具体的に算出するのは難しいですが、父親が薄毛であれば自分にも遺伝する可能性は十分にあるとご理解ください。

 

Q.女性の若年層の薄毛は治りませんか?
A.女性の薄毛にはさまざまな種類があるので、症状に合わせて対処することで改善されている方もいます。

Q.育毛シャンプーは薄毛の改善に効果がありますか?
A.育毛シャンプーで発毛させることはできませんが、頭皮環境を整えて抜け毛予防を目指すことは可能です。

育毛シャンプーと市販品の違いは洗浄力で、市販品の方が皮脂汚れを強力に落とせます。しかし洗浄力の高すぎるシャンプーでは余分な皮脂まで落としてしまい、フケやかゆみなどの頭皮トラブルを招くことに。

その結果抜け毛が増える恐れがあるため、頭皮に負担の少ない育毛シャンプーの方が薄毛ケアにはおすすめです。

 

Q.未成年でも育毛剤は使えますか?
A.使えます。

10代は皮脂分泌が活発なので、頭皮の皮脂バランスを整える効果のある育毛剤がおすすめです。

ただしアルコール配合のものは刺激を感じることがあるので、頭皮の異常や違和感があればすぐに使用を中止してください。

補足ですが、ミノキシジルなどの発毛成分が含まれる発毛剤は20歳以上でなければ使えません。

 

Q.薄毛のせいで自分に自信が持てません。
A.もしあなたが20歳以上なら、できるだけ早く専門クリニックなどに相談し、AGA治療を開始することをおすすめします。

AGA治療は薬を服用(あるいは塗布)するだけのいたってシンプルな治療法です。入院や手術は必要なく、個人差はありますが継続することで治療の効果が期待できます。

またAGA治療は年齢が若いほど効果を実感しやすいので、症状が悪化する前に早め早めの対策を講じることが大切です。

未成年の方は、まず生活習慣の見直しからはじめてみてください。食事や睡眠ですぐに薄毛が改善できるわけではありませんが、頭皮環境を整えることには大きな意味があります。

どうしても気になる方は、薄毛が目立たないよう髪型を工夫するのもいいでしょう。

加えて近い将来前向きにAGA治療を検討できるよう、今からAGAについての知識を深めておくこともおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

ダイエット

ダイエットを成功させる食事とは?今すぐ始められるコツを解説

 

ダイエットの成功のカギを握るのは食事!気になる基礎知識

体型や体重が気になってきたとき、

「最近脂っこいものを食べてしまいがちだったから、ヘルシーなものを食べよう……」

「カロリー制限を始めてみようかな」

と食事内容を変えてみようと考える方は多いでしょう。

実際に、ダイエットを成功させるためには食事の内容を工夫することは非常に重要だといえます。

一般的によく知られているカロリー制限はもちろん、摂取する栄養素に気を配ることも大切です。

まずは、ダイエット中の食事について意識するべき二つの基礎知識からご説明していきましょう。

 

基礎知識1 摂取カロリーを制限する

ダイエットの基本は消費カロリーが摂取カロリーを上回ることです。

そのため摂取カロリーを減らすことはダイエットの大きな軸だといえるでしょう。

そもそも、太ってしまう原因は食事から摂取したカロリーを使い切れていないことにあるといえます。

私たちの体は食事から摂取するカロリーをエネルギーとしていますが、体を動かしたり生命を維持したりするのにそのエネルギーを使いきれなかった場合には、脂肪として体内に蓄えられてしまうのです。

ダイエット中の食事メニューを考える際には、普段よりも摂取カロリーを減らすことを意識してみてくださいね。

 

基礎知識2 栄養バランスの良い食事を摂る

ダイエット中は栄養バランスの良い食事を摂ることも重要です。

「とにかく摂取カロリーを減らせばいいんじゃないの?」

とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、急激なカロリー制限は健康を損なうリスクがあります。

食べる量を極端に減らすといった無理なカロリー制限を行うと、鉄欠乏をはじめとした栄養不良になる可能性を高めてしまいます。

ダイエット中でも、栄養バランスの良い食事を摂るよう常に意識しましょう。

 

2.ダイエットを成功させる食事のコツ

食べ方

1.食事を規則正しく摂る

仕事の忙しさなどからつい不規則な食生活を送ってしまっているという方も多いのではないでしょうか。

ダイエットのためには、まず規則正しく食事を摂ることから心がけましょう。

食事の時間が不規則で前の食事から時間が開くと、お腹が空きすぎて一気にたくさんの量を食べてしまうことがありますよね。

空腹のあまり一度に多くの食事を摂りすぎると、カロリーオーバーになってしまいがちです。

適切な量の食事を摂れるよう、食事は規則正しい時間に取るようにしましょう。


2.夕食は軽めに、21時以降は食べない

ダイエットのためには、夜遅い時間帯の食事を避けることも重要です。

「夜遅くの食事は太りやすい」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

これは脂肪を溜め込むはたらきがある「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質の分泌によるものです。

BMAL1は22時〜2時に多く分泌されるため、その時間帯に食事をとることはおすすめできません。

できるかぎり夕食は21時頃までに済ましておくのが良いでしょう。

仕事の都合などでどうしても夕飯が遅くなってしまうという方は夕方に間食を取って遅い時間帯の食事を減らしたり、夕食に脂っこいものを食べるのは控えたりするようにしましょう。


3.間食も含めてカロリーを調整する

ダイエットのためには甘いものやスナックは禁物、と思っている方も少なくないでしょう。

お菓子や甘いジュースなどはカロリーオーバーの原因になってしまいがちです。

しかし好きなものを我慢するダイエットは長続きしません。

1日のなかでカロリーを調整する習慣を身に付けておきましょう。

お菓子や甘いジュースなどの間食をした日には食事の脂質を控えるなど、他の食事や翌日以降で調整すれば良いと考えられます。

我慢でストレスをためず、無理のないダイエットを続けることが重要です。


4.ゆっくりよく噛んで食べる

実は、よく噛んで食べることもダイエットにつながります。

私たちが食べ物を噛んでいるとき、脳の中では「神経ヒスタミン」という物質が分泌されています。

神経ヒスタミンが満腹中枢を刺激することで、私たちは「お腹がいっぱいだ」と感じるのです。

つまり、よく噛んで食べることで満腹感を早く感じ、食べる量を抑えられるといえるでしょう。

また、よく噛むことで消費カロリーを増やすこともできます。

これは食事をした後はエネルギー消費が多くなる「食事誘発性体熱産生(DIT)」というはたらきがあるためです。


5.食べる順番を工夫する

血糖値が急激に上がらないよう、食べる順番を工夫することもダイエットには効果的です。

具体的には炭水化物から手を付けるのではなく、野菜など食物繊維を多く含むものから食べ始めるのが良いでしょう。

「食物繊維の多い食べ物から食べることがどうしてダイエットになるの?」

と疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。

食物繊維には血糖値の急激な上昇を抑えるはたらきがあります。

実は血糖値が急激に上がると、体は「インスリン」というホルモンのはたらきによって脂肪を多く蓄えようとしてしまうのです。

インスリンは血糖値の上昇に反応して分泌され、血液中のブドウ糖を細胞のエネルギーとして使わせるはたらきを持ったホルモンです。

一方でエネルギーとして使い切れなかったブドウ糖を脂肪などに変え、体内に蓄える性質も持っています。

血糖値が急激に上がるとそれに伴ってインスリンの分泌も盛んになり、体が脂肪を蓄えやすくなってしまうと考えられるのです。

体が余分な脂肪を蓄えるのを防ぐためにはまずは野菜から食べ始めて血糖値の上昇を緩やかにすることが重要なのですね。

 

食べ物の選び方

1.野菜などの食物繊維を多く含む食品を摂る

食物繊維の摂取量を増やすこともダイエットには有効だといえます。

脂質や糖の摂り過ぎがダイエットの大敵であることは皆さんご存じですよね。

食物繊維には脂質や糖を吸着して体の外に排出するはたらきがあるため、肥満を予防したり改善したりする効果が期待できるのです。

食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維の二種類に大別され、いずれもダイエットに効果的だと考えられます。

不溶性食物繊維を多く含む食品は固いものが多く、よく噛むことにつながります 。

噛むことは満腹中枢を刺激するため少ない量で満腹感を得られると考えられますね。

一方、水溶性食物繊維は胃腸の中をゆっくり移動するため、お腹が空きにくい という特長があります。

 

2.肉や豆、卵などからたんぱく質を多く摂る

ダイエット中の食事では、たんぱく質を摂取することも意識しておきましょう。

「でも、どうしてたんぱく質がダイエットに良いの……?」

と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

たんぱく質は筋肉を構成する成分の一つです。

筋肉が多ければ多いほど、私たちがじっとしているだけでも消費されるカロリーである「基礎代謝量」が増える傾向にあります。

つまり、たんぱく質を摂り、ダイエット中でも筋肉量を落とさないようにすることが重要なのですね。


3.飽和脂肪酸トランス脂肪酸の多いバターやマーガリンなどの食品を避ける

ダイエット中は脂っこくてカロリーが高い食品は避ける、という工夫はすでに実践されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、気にすべきはカロリーだけではありません。

ダイエットの際には特に「飽和脂肪酸」や「トランス脂肪酸」を多く含むものを避けるべきだといわれています。

飽和脂肪酸は動物性の食品に多く、牛や豚などの脂身のほかバターや生クリームなどにもたくさん含まれています。

肉は主要なたんぱく源の一つでもありますが、ダイエットの際には脂質の少ない部位を選び脂身は取り除くのが良いと考えられるでしょう。

また、マーガリンやファットスプレッドショートニングなどに多く含まれている工業由来のトランス脂肪酸にも注意が必要 です。

そのため、これらを原材料として作られるパンやケーキ、洋菓子、揚げ物などはダイエット中に避けた方が良いかもしれませんね。


4.白米より玄米などの GI値が低い食品を選ぶ

「ダイエット中って糖質を減らすといいんだよね?」

このようにお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、過度の糖質制限はエネルギー不足による疲労感や集中力の減退を招いてしまうためおすすめできません。

そこでおすすめなのが血糖値の上昇が緩やかな「GI値」の低い食品を選ぶようにすることです。

血糖値の急激な上昇は肥満の原因 になってしまいます。

そのため同じ量の糖質が含まれていたとしても、GI値が高い方が肥満につながりやすいと考えられるのですね。

主食はGI値の低いものを選ぶようにし、血糖値の上昇を緩やかにするよう心掛けましょう。


5.アルコールを控える

お酒の飲み過ぎも肥満の原因の一つになるため、ダイエット中はお酒を控えるようにしましょう。

アルコールのカロリーはすぐに消費され、体内に蓄えられることがないため「エンプティーカロリー」と呼ばれています。

しかし、これは「お酒は太りにくい」という意味ではないので注意が必要です。

お酒のカロリーはアルコールによるものだけではなく、糖質やたんぱく質など、その他の成分によるカロリーも含まれています。

お酒に含まれるアルコール以外のカロリーは、アルコールの後から消費され、体にたまりやすくなってしまいます。

また、アルコールは食欲を増進する作用もあるため、脂っこいおつまみをつい食べすぎてしまう可能性もあります。

おつまみとして食べたもののカロリーも体に蓄積されやすくなるため、注意が必要です。

どうしてもお酒を飲みたいという方は糖質の少ないお酒を選んだり飲酒量を抑えたりして、おつまみも低カロリーのものを用意するように意識しましょう。

 

長くなりましたが、ダイエットのコツをお伝えしました。参考になれば幸いです。