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資産運用で来たる老後に備えよう

初心者にこそおすすめしたい資産運用!

 

資産運用とは自分が持っているお金(資産)を効率的に運用してお金を増やしていく方法のことをいいます。

増やす方法には預貯金、投資(株式、投資信託、一部の保険商品など)があります。

英語では資産を運用するという意味で「Asset management」と表現します。

 

2019年に老後2000万円問題が話題になりました。

この問題は年金だけでは老後生活費が合計で2000万円足りなくなってしまうというものです。

さらに、生活費の内訳を見ると住居費が1.4万円で計算されていたり、介護費用が入っていなかったりと、あくまで必要最低限の費用で計算がされています。

つまり、2000万円という金額は必要最低限の数字であり、老後に向けてそれ以上の金額を用意する必要があると考えられます。

 

資産運用をするメリット、デメリットは以下のとおりです。

【メリット】
・お金にも働いてもらうことで、貯金だけでは実現できないような資産形成が可能

例えば、毎月数万円の長期積立で、老後の生活費をまかなえるほどの資産を形成できる可能性がある

 

【デメリット】
・自分だけで始めようとすると情報が多過ぎて何が正解かわからない

・運用にはリスクが伴うため、投資したものが大きく目減りしてしまった際に、自分だけだと誤った判断をして、途中でやめてしまう場合がある。結果的に本来のメリットを受けられなくなってしまう可能性がある

 

資産運用を行うことは、金融商品を選ぶことでもあります。世の中に「金融商品」と呼ばれるものはたくさんあります。

 

1.預貯金
銀行(ゆうちょ銀行を含む)や信用金庫などの金融機関にお金を預けることを預貯金といいます。

元本保証(一定額まで預金額を保証してくれる)があることが特徴です。

また、金融機関が倒産などしても、預金保険制度や農水産業協同組合金保険制度により一定範囲で保護されます。

上記踏まえ、金融商品の中でも特にローリスク・ローリターンの金融商品だといえます。

 

2.債権
国や企業などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために発行する有価証券のことを債券といいます。

ローリスク・ローリターンの金融商品ですが、社債国債の一部はハイリスクのものもあります。

投資家は、発行体に対してお金を貸す代わりに利子を受け取り、一方の発行体は満期となる償還日に、借り入れた金額を投資家に払い戻します。

債券には注意すべき点が2つあります。

1つ目は、発行体が倒産などをした場合、利払いや償還金の遅延が起こる可能性があること。

2つ目は途中売却した場合は投資額を下回る可能性があることです。

これらの注意点をふまえて投資をするのが良いでしょう。

 

3.生命保険
生命保険について定期(一定期間)や終身の死亡保障、あるいは医療保険のイメージを持たれる人が多いと思いますが、保険商品は資産形成にも活用することができます。

例えば、外貨建ての保険商品は円建ての保険商品より積立利率が高くなります。

そのため、金利水準にもよりますが、米ドルの場合など、解約返戻金が円などで運用する場合と比べて増える場合もあります。

また、保険料の一部を運用に回し、運用に応じて死亡保険金や解約返戻金、満期保険金が変動する商品もあります。

このような商品は保障を得ながら、将来の資産形成も同時にできることが特徴です。

3-1.外貨建て保険
外貨建て保険は、円に比べて高い積立利率で適用されていることが多く、積立利率には最低保証がついていることもあります。

通貨の金利水準次第では高金利で運用することができ、金利にも最低保証がついていることもあります。

また、外貨建てで経過年数ごとに解約時の返戻金額が明示されており、受取れる金額が確定している商品が多く、自分自身のライフプランに合わせて、計画的な運用を行うことができます。

ただ、外貨建てなので、為替での運用になり、為替次第では円転時に受取額が変動するところには注意が必要です。

3-2.変額保険
変額保険は、死亡・高度障害への備えを確保しながら、資産形成ができる商品です。また、商品によっては介護保障等がついたものもあります。

変額保険の特別勘定で活用する投資信託は保険会社や商品によって異なります。運用実績もそれぞれ異なり、どのような投資信託が採択されているか、確認することが必要です。

保険料の一部は運用に回っているため、必ずしも掛け捨てではありませんが、必ず利益が出るわけでもありません。場合によっては、投資に回った金額を下回る可能性もあります。

3-3.個人年金保険(変額タイプ)
個人年金保険の変額タイプは、変額保険と同様に死亡保障を確保しながら投資信託で運用することができますが、変額保険に比べて運用効率が良い点に特徴があります。

具体的には変額保険に比べて死亡保障が大きくなく、保障に関する費用が少なくて済みます。

一方で、運用に回る費用が多くなるため、結果的に運用効率が良くなるという仕組みです。

死亡保障が最低限で良いという人は個人年金保険の変額タイプが向いているでしょう。

 

4.外貨預金

外貨預金は一般的にミドルリスク・ミドルリターンの金融商品です。ただ、通貨によってはハイリスクにあたるものもあります。

日本円で預金するのではなく、外国の通貨に交換して預金します。

一般的に、日本よりも外国の方が高金利であり、外貨預金はその恩恵を受けられます。

ただし、外国為替レートと呼ばれる、異なる通貨を交換(売買)するレートは常に変動しているため注意が必要です。

預金と聞くと一見安全に見えますが、将来の為替レートによっては、日本円に戻した時に金額が大きく異なる場合があります。

そのため、預け入れた国の通貨と日本円の為替レート次第では、大きく損をする可能性があることは理解しておきましょう。

 

5.金投資

金の現物を購入することを金投資といいます。実物資産の代表格で、ミドルリスク・ミドルリターンの金融商品です。

金は他の鉱物に比べて、酸化しにくく、密度が高く加工しやすいため、世界共通で価値があるとされています。

また、金は安全資産のひとつとして捉えられています。その理由は、金は鉱物のため埋蔵量には限りがあり、無価値にはならないからです。

したがって、世界経済が混乱に陥った場合でも、金価格が上昇しやすいとされています。

一方で注意点が2つあります。

1つ目は金の取引は米ドルで行われるため、円に直した価格は為替の影響を受けること。

2つ目は預貯金や株式と違い、利息や配当を生まないことです。

上記2点から、安全資産のひとつではあるものの、すべての人に有益な投資と断言することはできないでしょう。

 

6.不動産投資

不動産投資とは、不動産(主に宅地や建物)を購入し、それを他人に貸すことで家賃収入を得ることを指します。

また、所有している不動産は、購入時よりも価値が高まったタイミングで売りに出すことで売却益が得られる場合があります。

不動産投資は、銀行などでローンを組み、借りたお金で不動産に投資をしていきます。

家賃収入は景気や相場などに影響されやすいです。自己資金以上の金額で投資をすることになるため、不動産環境の変化には注意が必要です。

ちなみによく聞くREITですが、不動産投資信託のことです。投資家から集めた資金などで不動産を保有し、運用することが目的です。

 

■土地を使った資産運用も可能
土地を使った資産運用は、多くの種類がありますが、主に2種類あります。

1つは、土地のままで始められる資産運用です。駐車場経営、資材置き場、太陽光発電、定期借地、土地信託、市民農園などがあります。

もう1つが、土地のまま活用するのではなく、建造して始める資産運用です。アパートや戸建ての賃貸経営、テナントの経営、施設の経営、トランクルーム経営、コインランドリー経営などがあります。

いずれの場合も土地に設定された法律や規制があるため、必ず確認しましょう。

 

7.投資信託

投資信託の仕組みは以下のとおりです。

①投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめる
②運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する
③運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される

上記の仕組みから、少額でさまざまな投資対象に分散して投資をすることが可能です。

また、世の中にあるさまざまな投資対象からファンドマネージャー等の専門家が選んで運用してくれます。

これから投資を始める人の中には、何を選べば良いのかわからない人も多くいるでしょう。

そんな人には、投資信託がおすすめです。

この投資信託と呼ばれる商品は世の中に約6000本あるとされています。

自分に合った投資信託がきっとその中にあるでしょう。

 

以上、初心者におすすめしたい資産運用でした。