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実は体にいい10の高カロリー食品

実は体にいい10の高カロリー食品

体重を減らしたいとき、究極の敵となるのがカロリーだ。1日にどのくらいの量を食べればいいかの目安としてカロリーを考えている人は多い。よって高カロリー食品は、何であれ絶対に食べてはいけないとみなされていることが多いのだ。

しかし、そのような認識には問題点もある。実は私たちは、単にカロリーが高いというだけの理由で栄養価に優れた食品を見逃しているのだ。スポーツ栄養士のナイジェル・ミッチェルは言う。「高カロリー食品は“いい食べ物”と思われていない傾向にありますが、なかにはいい食べ物もあるのです」

そんな栄養価に優れた食品を、カロリーだけの理由で食生活から外してしまうのは大損だ。次の10品目は、ただ高カロリーと思われているかもしれないが、実は機能的栄養素がたくさん含まれている食品。つまり、バランスのとれた食生活に欠かせないものなのだ。

 

1. ピスタチオ
(560kcal/100g、一人前平均30g)

「おそらくナッツ類のなかでもっとも万能な食品でしょうね。皮付きのままローストされたものがオススメです。皮を剥くことで、食べるスピードがゆっくりになり、脳が胃に追いついていけるようになります」と、ナイジェルはアドバイス。「グリーンとパープルの色素には抗酸化物質が豊富に含まれており、定期的に摂取することで妊娠中の糖尿病を助けることも最新の研究でわかっています」

 

2. アボカド
(160kcal/100g、一人前平均200g)

近年、アボカドはとても人気な食品となり、世界中で品不足になるのではと恐れられているほど。どれだけヘルシーかを考えると、納得できる。「健康にいい脂肪を強化したい人、例えばプロのアスリートなどにとっては、とてもいい食品です。いろいろなビタミンの宝庫ですが、特に植物ステロールと健康にいい脂肪を含有しています」

 

3. チアシード
(480kcal/100g、一人前平均10g)

「現在もっとも評価されているスーパーフードで、書ききれないほど多くの優れた栄養素を提供してくれます。ここで覚えておきたいのは、チアシードに含まれるオメガ3脂肪酸などの栄養素を摂取するには、液体に浸したり、挽いて粉にしたりしなくてはならないことです」と、ナイジェルはアドバイス。そのため、オーツ麦をひと晩浸すのといっしょにチアシードを混ぜる方法が人気。ミルクに浸しておけば、栄養素がいっぱい放出されるというわけだ。

 

4. チョコレート
(580kcal/100g、一人前平均40g)

このリストにチョコレートが入っていることに驚くかもしれない。けれど、カカオ含有量が高いチョコレート(85%以上)は体にとてもいい。「カカオ含有量が高いと食べたあとの刺激が強いですが、カカオには気分や血液の循環を高めるカカオフラボノイドのほか、鉄分やカルシウムといったミネラルも含まれています」

 

5. フィレステーキ
(300kcal/100g、一人前平均150g)

「栄養学的見地からすると、フィレステーキはタンパク質、鉄分、ビタミンBの宝庫です」と、平均150gの肉1枚に30gのタンパク質が含まれていることをナイジェルは指摘。しかし「フィレステーキのような食事を取るときに大事なことは、量を制限することと、頻繁には食べ過ぎないことです」とも付け加えている。

 

6. ココナッツオイル
(895kcal/100g、一人前平均10g)

「ココナッツオイルには天然の脂肪が豊富に含まれており、なかでも中鎖脂肪酸はほかの脂肪より消化しやすい働きをもっています。また、抗菌性物質によって免疫システムをサポートする脂肪を含んでいるともいわれています」と、ナイジェル。ココナッツオイルに含まれる飽和脂肪酸が、ヘルシーなコレステロールの働きをサポートする役割も果たすそう。

 

7. キヌア
(乾燥状態で360kcal/100g、一人前平均50g)

キヌアは発音するのがもっともやっかいなスーパーフードかもしれないが、食生活に加える価値はある。「このシード(穀物ではなく種)は、さまざまな栄養素を含んでいますが、特に健康な脂肪、タンパク質、ゆっくりと放出される炭水化物が豊富。穀類代わりにお米のように調理することも、おかゆにすることもできます」

 

8. サバ
(305kcal/100g、一人前平均100g)

「サバには30もの種類がありますが、実はマグロと同じ仲間です」と、ナイジェル。「オメガ3脂肪酸がかなり多く含まれていて、特に抗炎症作用のあるEPA(エイコサペンタエン酸)と、脳や神経系統に大事なDHA(ドコサヘキサエン酸)ですね。健康にいい脂肪とタンパク質に加え、冬の時期に多く摂取する必要のあるカルシウムやビタミンDも含まれています」

 

9. ドライフルーツ
(360kcal/100g、一人前平均50g、糖分無添加

ドライフルーツには糖分が多いが、糖分無添加のものを選べばとてもいいスナック。「ビタミンCや繊維質、抗酸化物質が多く含まれています」

 

10. タヒーニ
(595kcal/100g、一人前平均20g)

タヒーニとは、ギリシャやアラブなどでよく使われている練りごまのこと。フムス(ひよこ豆のペースト)などのディップに入れて食べることの多い食品。外皮を取り除いて炒ったごまを擦って作られる。「タンパク質と健康にいい脂肪がたっぷり含まれており、体にいいのでおすすめです」