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自作PC

パソコンを自分で組み立てるメリットは?自作PCがおすすめな理由

 

1.自作PCとは?

多くのパソコン所持者は、メーカー製のパソコンを使っています。しかし、パソコンを購入する際の選択肢は、メーカー製のパソコンだけではありません。パソコンを自分で作る自作PCという選択肢もあります。

自作PCとは、その名の通りパソコン起動に必要なパーツを自ら選択して、組み立てるパソコンのことです。自作PCは自分好みにカスタマイズしたり、リーズナブルに済ませたりすることができます。

 

2.自作PCに必要なもの

2-1.CPU
CPUはパソコンの頭脳にあたるパーツで、パソコンの基本性能を左右します。CPUがなければパソコンは動きません。

2-2.CPUクーラー
CPUはパソコン起動時、常にデータの処理を行うことから、かなりの高温になります。CPUを効率良く冷却させるためにCPUクーラーが必要不可欠です。

2-3.CPUグリス
CPUとCPUクーラー(ヒートシンク部分)の密着度を上げるために使用されるゼリー状の潤滑剤です。CPUの上からグリスを塗ることで、CPUの熱をヒートシンクに逃がしやすくなります。

2-4.メモリ
データを一時的に記憶するパーツです。メモリを増やすことでパソコンを快適に使うことができます。

2-5.マザーボード
メインボードとも呼ばれるマザーボードは、CPUなどを取り付けるための電子回路基板のことです。自作PCを組み立てる際は、このマザーボードにパーツを1つずつ取り付けていきます。

2-6.電源ユニット
データを保存するために必要なパーツです。HDD(ハードディスクドライブ)は大容量で価格がリーズナブル、SSD(ソリッドステートドライブ)は高速で動作が静かという違いがあります。

2-8.光学ドライブ
CDやDVDなどの光ディスクのデータを読み書きする際に必要なパーツです。CDやDVDをほとんど利用しないという方は、必要になったタイミングで購入するという選択肢もあります。

2-9.PCケース
パソコンのパーツを格納するためのPCケースです。さまざまなサイズのPCケースが販売されており、省スペースで場所を取らない小型のケースもあれば、拡張性を重視した大型のケースもあります。

2-10.OS
パソコンの基本ソフトです。アプリケーションのインストールは、パソコンにOSがインストールされていることが前提となります。

 

3.パソコンを自分で組み立てるメリット

3-1.メーカー製パソコンよりも安価な場合がある

メーカー製のパソコンは、ハイスペック(高級)モデル、スタンダード(標準)モデル、エントリー(入門)モデルに分類され、どのモデルを選ぶかによって各パーツの性能は決まってしまいます。

一方、自作PCは、自分の希望するパーツを選んでカスタマイズすることができます。

例えば、高性能なCPUを使いつつも、ほかのパーツには型落ち品を使ったり、パソコンとしての機能が備わっていれば十分という場合は廉価なパーツで作ったりと、組み合わせ方は自在です。

自作PCでは、選ぶパーツのグレードや組み合わせ方によって、メーカー製のパソコンよりも安価に作ることが可能となります。パソコンを使用する目的に応じて、パーツのグレードを調節して、リーズナブルに仕上げるという手もあるでしょう。

 

3-2.最新の高性能パーツを利用できる

パソコンは新しいモデルが発売される度に性能を上げています。自作PCはパソコンを構成するパーツを簡単に交換することができるため、新しいパーツが発売されたら本体を買い替えることなく、そのパーツだけを取り変えてすぐにパソコンを使うことができます。

自作PCで使用するパーツを購入する際は、パーツ同士の相性や販売形態、保証期間、保証窓口に注意しましょう。最新の高性能パーツを利用する場合、パーツの規格とマザーボードの規格が合っていなければ正常に作動しない場合もあるため、購入前に確認しておきましょう。

また、パソコンに必要なパーツはそれぞれ保証期間が異なります。長期にわたって使うことを想定している方は、保証期間や故障してしまった際の保証窓口も忘れずに確認することをおすすめします。

3-3.自分でメンテナンスできる

自作PCはパーツの追加や取り外しが簡単で、メンテナンスも自分で行うことが可能です。そのため、故障してしまった場合は自分で不良パーツのみ交換することができますし、こまめにフタをはがして掃除をすれば、故障やトラブルを未然に防げます。

メーカー製のパソコンは、故障した際に自分で組み立てていないため構造が不明であり、さらに状態を悪化させてしまうケースも珍しくありません。それに対して、自作PCであれば自分で組み立てたことから構造も分かりやすく、問題のあるパーツを突き止めることができます。

自分でメンテナンスを行う際は、故障の原因になりうる静電気を発生させないように、体にたまった静電気を逃がしてから細心の注意を払って行うようにしましょう。

 

3-4.古くなったパーツを売却できる

自作PCでは、交換して不要になった使用可能なパーツは、PCパーツを取り扱う店舗やネットオークションで売却することができます。パソコンパーツは幅広い需要があるため、すぐに買い手が見つかることが多いでしょう。

使用していたパーツが高額なものであれば、高額パーツを搭載したパソコンをまとめて売却するよりも、そのパーツを単体で売却した方が高く売れる可能性があります。

 

4.パソコン自作に行き詰まった場合は?

パソコンを自作している最中に、正常に動作しないなどのトラブルに見舞われてしまい解決することができなくなってしまったら、パソコン修理の専門業者に相談することをおすすめします。

パソコン修理の専門業者は、自作したパソコンに不具合が起きた際の修理対応だけでなく、自作PCのパーツアップグレードや、必要なスペックのパソコンの手配・購入代行などさまざまな要望に対応しています。

パソコン自作に行き詰まってしまった場合は、無理に自分の力だけで解決しようとせず、パソコン修理の専門業者に相談すると良いでしょう。